皮下脂肪燃焼、内臓脂肪燃焼の為の基礎知識
◆ 皮下脂肪とは?
体の脂肪は、皮下脂肪、内臓脂肪という2種類に分けられます。
皮下脂肪とは、言葉の通り皮膚の下に蓄えられた脂肪の事で、エネ
ルギー貯蔵や保温の為に重要な働きをしています。
皮下脂肪は皮膚のすぐ下にあり、断熱効果が高く、体温を逃がしにく
くしています。
また、女性は妊娠時、あるいはそれに備えて子宮を冷やさない為、
そして、外的衝撃から守る為にと、男性に比べて皮下脂肪が多いと
言われています。
◎ 皮下脂肪は備蓄用
皮下脂肪は内臓脂肪に比べ、貯まりづらく、燃焼しにくくなっていま
す。
皮下脂肪が燃焼しにくいのは、緊急時に備え、エネルギー源として
備蓄している為です。
女性は特に、授乳期など母乳のエネルギー源にする為に、男性よ
りも皮下脂肪を蓄えておく必要があります。
皮下脂肪が女性に多いのは、この為でもあるわけです。
皮下脂肪は内臓脂肪に比べ燃焼しにくい
◆ 内臓脂肪とは?
内臓脂肪とは、胃や腸の周りに付着している脂肪のことを言いま
す。
内臓脂肪は、加齢などにより代謝が衰えてくると増加しやすく、特
に女性は更年期が過ぎる頃より増加が著しくなってきます。
また、糖質の過剰摂取や運動不足によっても増加してきます。
一般的に、年をとると代謝が低下し始めます。
代謝が低下すると、エネルギー消費量は減る為に、摂取したエネ
ルギーは、消費しきれず脂肪になってしまいます。
内臓脂肪が溜まると、前に張り出すようにおなかがが出てきます。
皮下脂肪のように、主に皮膚の下に付く脂肪は、おなかの下の方
が出やすくなります。
内臓脂肪が増えてしまうと、高脂血症や動脈硬化に繋がる恐れが
あります。
皮下脂肪も増えすぎると、成人病になりやすい向上にあります。
◎ 内臓脂肪は簡単に燃焼できる?
内臓脂肪は皮下脂肪に比べ、貯まりやすく、皮下脂肪よりも燃焼し
やすいと言われています。
皮下脂肪は保温や備蓄用に対して、内臓脂肪は即エネルギー源
となります。
この為、内臓脂肪は皮下脂肪に比べ、燃焼しやすいと言われてい
るのです。
ただし、体が必要としているエネルギー以上を取り入れてしまうと、
内臓脂肪は燃焼されることはなく、体内に加えたエネルギーを消
費できずに脂肪は増加してしまいます。
また、内臓脂肪は、内臓が下へ垂れ下がるのを防せぐ役割を果た
しています。
◆ 皮下脂肪と内臓脂肪を燃焼させるには?
皮下脂肪は、内臓脂肪よりも燃焼しづらく、備蓄用でもあるので、
内臓脂肪が多いと、皮下脂肪は燃焼されにくい事になります。
皮下脂肪、内臓脂肪を燃焼させるには、有酸素運動が、もっとも
効果的と言えるでしょう。
その他には、やはり栄養のバランスを考え、間食は控えるなどが
必要です。
また、半身浴などで血行をよくする事で代謝を上げると細胞に酸
素が運ばれやすくなるので、脂肪を燃焼させるのには効果があり
ます。
代謝は、有酸素運動をおこなう事でも上がるので、皮下脂肪、内
臓脂肪を燃焼させるには、ぜひ、有酸素運動を取り入れてみて下
さい。
皮下脂肪ダイエット、内臓脂肪ダイエットするには
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